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心のアンテナに引っかかったものを日々偏った愛で綴ります。


by naturally24
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レ・ミゼラブル 5月22日昼の部感想(中編)

小堺さんの「ごきげんよう」に聖子ちゃんが出てましたよ。

エポ楽日後、髪を切った聖子ちゃんだそうですが、
打ち上げに行ったら気づいてもらえなかったそうですが、
私はテレビでもすぐ気づきましたよ!


パーマもかかってないし、短いじゃないか!!!
今回のエポは地毛でやってたんだよ!!


数時間前までとあんなに違うのに、
なぜ、気づかないのさ。




というわけで(え)
エポちゃんな聖子ちゃんがごきげんように出てたよ記念(記念?)
 レ・ミゼラブル最終日感想




前編は、こちら。





○シルビアファンティーヌ


やっぱりね、個人的にはマルシアファンティーヌが凄く良くて、
好きなんですよ。
でも、最終日のシルビアは、凄く良かった。

どうしても病弱なファンティーヌに見えないところもあるんですが、
でも、やっぱりね、思い入れの強さって言うのが、
楽日に爆発してる感じがしましたね。

カーテンコールでも、他でも言ってて、
凄い有名なエピソードみたいですが。

「小さい頃からレミゼのCDが好きで、
 初演のコゼットのオーディションに落ちたが、
 今回ついにレミゼに出れる」と。

やっぱりね、そういう気持ちが歌に出てたかなー。


もちろん、ファンティーヌとして、出てるわけで、
やっぱりちょっと悲しい役なんだけど、
「私は念願のレミゼに出て歌ってるわー」って言うね、
ある種のものすごいパワーを感じたんですよ。


役とは違うひきつけるパワー。


「夢やぶれて」とか凄い良かったなー。
ぐんぐん吸い込まれるような、そんな感じ。



あと、カーテンコールが凄く可愛くて、
チャーミングな方でしたね。
共演者からも凄い愛されてる感じがした。


ものすごいこの舞台を楽しんでるような、
最高に笑顔でね、素敵でした。





○岡田マリウス


いやー、今回も面白かったですよ。
私ね、なぜ岡田マリウスが面白く見えるのか、
ちょっとこの面白さが解明できそうですよ(え)


どっかのサイトだか雑誌だかで読んだんですが(曖昧)
マリウスって学生たちの中でも新入りなんですってね。
若い部類なんですって。
で、若いからゆえに、革命なのに恋をしちゃったりとか、
そんな憎めない面を持つわけです。


で、私の一押しの藤岡マリウスと、
こちらの岡田マリウス見てみると、
この2人が同一の役をやっているのに、
こんなにもちがく感じるのか、
なんとなく見えてきた気がしますよ。



それはね、やっぱり年齢と経験なんですよ、多分。


岡田マリウスは、今回初ではない。
藤岡マリウスは、今回初、舞台自体も初。


岡田マリウスは40歳。
藤岡マリウスは23歳。



多分、この違いなんですよ。



藤岡くんが「レ・ミゼに出て、マリウスをやる」って言う
初めて尽くし、そして若い。
多分ね、そこにいるだけで、
マリウスと同じ状態なんですよ、きっと。
作らなくても、自然にミュージカル界の先輩方に囲まれ、
若さゆえの恋だとかって言うのも、
ある意味自然に見える気がするんですよ。
すんなり入る気がするんです。



で、こちらの岡田マリウス。

今回が初ではないので、ある意味マリウスの中では先輩です。
そして、40歳。
岡田マリウス、フォーティー。
確か40歳には見えないけど、学生には....うーん。
ちょっと間違ったら、貫禄が出そうな年齢であり、
経験があると思うんですよ。


こう思うと、その場にいても自然に見える藤岡マリウスに比べ、
岡田マリウスは若干ハードルが高い気がするんですね。

そこで、岡田マリウスは若干オーバーアクション気味なのかな?と。
若さは凄い出てるんですよ、堅物マリウスなんですよ。
でも、それがね、若干面白いくらいの若さ溢れる演技なんですよね。


実年齢が若いでそのままの状態でマリウスを演じるのと、
実年齢よりかなり上でありつつ、若いマリウスを演じる。

多分、この差がね、面白く見えるんですよ。
ま、真意のほどはわからないですが(笑)


多分ね、これにはまったら、凄いはまると思いましたね(笑)




でも、あのシーンがやっぱり好きですね。

マリウスとアンジョの抱擁シーン。
弾丸がなくなって、♪僕がー行きますーって言うところ。
あそこのアンジョとマリウスの抱擁が凄くいい。

あれって、岡田マリウスと東山アンジョ間だけかと思ったら、
岡田マリウス坂元アンジョ間でも行われてたみたいですね。


♪ここにいても同じだーの辺りで、
アンジョとマリウスが抱擁して、
行こうとするマリウスをバルジャンが抑えて
♪任せろ俺が行くー
って感じでしたね(見すぎ)



あ、あと今回カフェソングで凄い感動しましたね。
なんでしょう、凄い良かったです。
鳥肌立ちましたね(寒気?)


連れが、その時寝てた気がしたのは気のせいですか?(笑)



あの演出が凄い好きなんですよ。
死んでいった仲間が、
マリウスの後ろにずらっと立つところ。
あそこのね、仲間たちの立ってる姿とか、
凄い好き。
立ち姿が凄い好きなんですよ。

ああ、かえってきてくれたんだね...と思うのですが、
♪ああ友よ散り果てた意味を~の辺りで映し出された姿が
(照明が暗くなって)薄くなるんですよね。


そこで落ちますよ、悲しいんですよ、もう。
いなくなっちゃうんですよ。



そのシーンと対照的で面白いな、と思うのが、
結婚式。



カフェソングでは、机にマリウスが一人座り、
後ろで仲間たちが見守ってる図。


で、結婚式の前に「バルジャンの告白」があるんですが、
バルジャンが去ってしまって椅子に一人になるんですよね、
マリウスが。


で、一瞬暗くなって、マリウスが振り返って立ってると、
そこは結婚式会場で、コゼットがウェディングドレス姿で立ってて、
パーティーに招待された人たちが居るんですよ。


って、いまいち、わかりにくい説明ですが(笑)



そこのシーンがね、凄くカフェソングと対照的だなーと思ってて、
そこが凄い好きですね。



仲間たちが死に残され絶望してたマリウスが、
結婚式でコゼットを迎える事で未来に進むような、
そんな気がするんですよね。



残されたマリウスは、未来に向かってコゼットと進んでいくんだな、と。



で、最後の最後も、
死んでいった仲間たちが後ろから見守る中で、
2人でバルジャンからの手紙を読み、
♪列に入れよー我らの味方にーと、
みんなで歌うんですよね。


そこで、2人のこれからが始まる気がして、
好きです。
本当にラストですが(笑)


余談ですが、このバルジャンからの手紙を読んで、
傷心?のコゼットに向かって、
藤岡マリウスは「一緒に暮らそう」とか、
無意識にマリウスとして言葉をかけてたそうです。


す、すげぇ、藤岡マリウス。



あれ、これは岡田マリウスの感想では....(笑)





長くなったので、またこの辺で。



レミゼ感想初の3部だ(笑)



後編は、東山アンジョ、カーテンコール等を書けたらいいな。
by naturally24 | 2005-06-03 20:58 | 舞台