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心のアンテナに引っかかったものを日々偏った愛で綴ります。


by naturally24
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STARS聞き比べ。

ひょんなことから「レ・ミゼラブル」の世界に
どっぷりつかった私。


気づいたら、「2003年公演キャスト盤CD別所哲也バージョン」のほかに、
レ・ミゼラブル(赤)」「レ・ミゼラブル(青)」も手元に。


そして未だ抜け出せず、
ついにはジャベールの「STARS」を聞き比べてみたらしい。
アホ過ぎる。
なにやってんだ、いったい。


しかもバルジャンじゃなくて、ジャベールの辺り、
マニアっぽさが出てませんか、出てますか、そうですか(完結)






●岡ジャベール(別所哲也バージョン収録)

組!からハマった方々の保持率が高そうな別所バージョン。
ハムの人。
そして、ジャベールはエグゼリーノ。
岡さんです。

岡さんって声が高いんですよね、きっと。
そして、癖がない声。
凄く違和感なく普通に聞けます、後の2人に比べると。
それは、私が岡バージョンを聞きすぎで耳が麻痺してるせいなのか、
本当に癖がないのか定かではないですが(笑)


全体に癖がなく、そして楽曲に忠実な感じがします。
凄くキレイなSTARS。




●村井ジャベール(レ・ミゼラブル赤収録)

凄く良かったらしい、村井さんです。
1994年なので、もうずいぶんと昔です。

全体にむかつく感が顕著に感じる村井ジャベールですが、
STARSは凄く流れるようです。
流れ星みたい(違?)
前半部分とか凄く流れるよう穏やかに歌ってらっしゃって。
ところどころ強調してる言葉もあって、
そこが逆にジャベールが星の下で決意する感じを凄く感じます。


気づいた点で言うと。
歌詞を普通にいっても、聴いたことない人にはわからないね。
ま、いいか(不親切)


「♪いつの日かー対決するー 対決するーーーー」

この二度目の「対決する」を凄く強調してる気がしましたね。
強く言ってますね。
逃げられた直後の割には、対決する気満々です。


「♪夜を見張るー刑事たちだーー」

「刑事」も強く言ってます。
さすがだね、俺は法律だからね、自分の仕事に誇りが(違?)


あと凄く気になったところ。

「♪あいつは炎へと落ちてゆくー」

ここが。
「♪あいつは ほぅんのーへとー落ちてゆーーーーく
と聞こえる。
バックと微妙にずれるくらい引っ張ってます(笑)

最後の「♪誓う 俺はー」はスタッカート気味で弾む感じですね。


ま、こんな感じ。




●今井ジャベール(レ・ミゼラブル青収録)

キヨキヨです。
パパは聖者なんですが、ジャベールなんです。


まず「STARS」に関係なく全体に歌から感じるのは、
やっぱりキヨキヨは温かいパパの声に向いてると感じるわけです。
聞いてるとですね、思うことがあってですね、
キヨキヨの歌声というか歌声を聞くと、
「♪ハイリハイリフレハイリホー ハイリハイリフレホッホー」と
いう感じなんです(え)
「大きくなれよー」みたいな、丸大ハムな感じです(意味不明)


いや、決して巨人が出てくるわけでもないんですが、
なんか聞くと思い出すのは、
「ハイリハイリフレ ハイリホー」なんです。


なんで?キヨキヨ。
キヨキヨの歌声にはサブリミナル効果があるのか?(違)


パパの時はあんまり感じなかったのですが、
ジャベールの時はビブラートが強めに感じますね、なんだか。
そこが苦手な方は、凄い苦手かも。


岡ジャべの癖のないSTARSを聞きなれてる私としては、
若干キヨキヨのSTARSのビブラートに違和感を覚えるわけです。
でも、凄い美声ですね、男っぽいですよ、パパ。
先入観のせいか、やっぱりパパな気がしてしまう。

キヨキヨジャべは聖者だー(違)

ジャべの冷徹なところの中に見える熱さというよりも、
冷徹は感じず、熱い感じ。
若いからなの?(謎)


あと全体に頭の音にアクセントがついてるんですね。
流れるような村井ジャべと真逆で、そこも面白いです。







と、まぁ、たいした聞き比べでもなかったですが(笑)
癖の強さで言うと、キヨキヨのSTARSが一番強いかなーと思いました。




あ、そうそう。
今のバージョンは「♪悪魔が地獄へ落ちたようにー」ですが、
旧バージョンは「♪地獄へ悪魔が落ちたようにー」なんですね。
そんな違いもすぐ気づく自分が怖いです、師匠。

あ、あとあれでしたね。
昔のは、STARSの後に「大きなツラして 何様気取り」って言う
ガブの歌がないんですね。



ところで、この「STARS」

バルジャンとコゼットをパリで見つけたジャベールが、
うっかりバルジャンを逃してしまった後に星空の下で歌うんですね。
バルジャンを捕まえて鉄格子にぶち込むぞ、と、
決意する曲で。


♪星よ主よー命賭けー
 ぶち込むぞー鉄格子
 この星にちかう 俺はー 


ある種、ジャベールの生き方が詰まった一曲なわけですよね。
「神の道をいくのは 俺
 あいつは炎へと落ちてゆく」と。



で、このSTARSで誓い諸々を経て、
スパイとしてバリケードに忍び込んだジャベールは、
敵の軍服を着て学生と戦うバルジャンに会うわけです。

で、バルジャンによって釈放されるんですよね、ジャベールは。

そのときにあくまで「会ったらまた対決だから、殺せ」と
主張するジャベールに対して、
盗人とか身分とかそんな事を関係なく一人の人間として、
接するんですよね、バルジャンは。

今までのことは「君の職務だ 恨みなどないぞ」と。
あくまで対決を主張するジャベールに「違う、それは違う」と。
しかも「俺が生きてたら来い」と居場所まで教え。


STARSでジャベールが歌いきった誓いを全て否定ですよね。
ある意味、生き方を否定ですよ。
だって、ジャベールは今まで「ぶち込むぞ鉄格子」という生き方だったわけで。
それは違うと否定された上に、捕まえるはずのバルジャンに助けられ、
釈放されるんですよ。

ジャベールにしたら、苦しくてたまらないよなーと。



で、最後の再会(再会?)です。



ボロボロのマリウスを背負ったバルジャンと再会。
バルジャンにしたら、凄いがっかりでしょうね。
やっぱりなんもわかってないんだ....とね。

さっき気づいたんですが(遅)、
「ジャベール すぐ来ると思ったぞ またも職務の奴隷か」と。

職務の奴隷って、凄いよ、バルジャン。

釈放するときに自由にしたはずのジャベールが、
やっぱり追ってきて最後の最後まで、
捕まえようとしてるって言うね。
自由にしたはずなのに、やっぱり生き方を変えれず。
変われず、自滅するジャベール。


ああ、切ない。


そいや、「対決」のところから、既に2人が対等に向き合うと、
ジャべールは負けてるんですよね。
楽曲だと途中で音声が対等になるせいか、
聞き取れないんですが。


バルジャンとジャベールの声が重なるところ。


バルジャンは、「子供(コゼット)のためにいかねばならない」
「お前なんぞに負けはしない」
「お前を例え刺し殺しても 俺はやるぞ」と、
あくまで強気というか、
バルジャンという一人の人間の生き方で対決してるんですね。


しかし、ジャベール。

最初は「ナンバー24653」とか、
「俺は正義だ お前はクズの24653」とか、
身分で人間としてむかって来るバルジャンと対決してるんですよ。
でも、最後には
「牢獄でジャベール 俺は生まれた 
 お前と同じ うじ虫なのだ」と。



このシーンね、キヨキヨパパで見たときに、
凄い感じたんですよ。
ジャべールは身分的には上だけど、
パパは人間的に上だな、と。



最初からジャベールは負けてたんですねぇ。
気づいてても、バルジャンの前で
身分を盾にすることしかできないジャベールが切ないです。




.....なに、この記事。
意味がわからない。
書いてる本人がわかってないって問題じゃん(笑)



ま、きっと誰かの心に響くと信じて生きてゆこう(大げさ)




キヨキヨジャベールのSTARSの違和感は否めなかったですが、
BAYFM 「レ・ミゼラブル in コンサート」ミニライブ」の動画の
キヨキヨの彼を帰しては、凄い。
スーツ姿なのに、徐々に敵の軍服姿のバルジャンに見えてきそうです(錯覚)


そいや、以前見たTRで井上さんが言ってたのですが、
こういうコンサートって言うのは、
演じてるワケじゃなくそのシーンの歌だけを歌うことで
そのシーンの気持ちを伝えるのが難しいそうです。


明らかにキヨキヨからは、マリウスが見えそうだ....

この映像の中の笹本エポのソロを歌う表情も凄いと思う。
彼女の眼が....帝国に居るときと同じ気持ちなのかなー。



アンジョルラスと新しい仲間たち」の映像で
坂元さんの声が割れてるのは、
我が家だけだろうか....
声量が大き過ぎて割れちゃってるの?

坂元さんの歌は凄いですが、
個人的にアンジョは東山さんな感じなので、
彼が歌いだすと撃てそうです(危険)



やっぱり演じて動いてるのが一番だけど、
レミコンがあったら行きそうな勢いです(笑)




検索してたら、レ・ミゼの楽曲の対訳を載せてるサイトさまがあったので、
ついでに。

より深く曲を感じれそうですが、言い回しがまどろっこしいので、
今の歌詞でも十分素晴らしいなーと思いました。
by naturally24 | 2005-06-19 20:17 | 音楽